Small Faces / SMALL FACES(1967)

Immediate IMLP008
(Tell Me) Have You Ever Seen Me
(Marriott-Lane)
Something I Want To Tell You (Marriott-Lane)
Feeling Lonely (Marriott-Lane)
Happy Boys Happy (Marriott-Lane)
Things Are Going To Get Better(Marriott-Lane)
My Way Of Giving (Marriott-Lane)
Green Circles (Marriott-Lane-O'Sullivan)
Become Like You (Marriott-Lane)
Get Yourself Together (Marriott-Lane)
All Our Yesterdays (Marriott-Lane)
Talk To You (Marriott-Lane)
Show Me The Way (Marriott-Lane)
Up The Wooden Hills To Bedfordshire(Mc.Lagan)
Eddie's Dreaming (Marriott-Lane-Mc.Lagan)
< CD BONUS TRACKS >
Here Come The Nice / Itchycoo Park / I'm Only Dreaming /
Tin Soldier / I Feel Much Better /
Green Circles* /
(Tell Me) Have You Ever Seen Me*/ Donkey Rides A Penny a Grass* /
Me,You And Us Too* /
The Pigs Trotters** /The War Of The Worlds** /
Wide Eyed Girl On The Wall* / Red Balloon* / Autumn Stone*

* Alternate Take **Previously Unreleased
 デッカ・レコードから'66年に発表された1stアルバムと同じタイトルですが、こちらの方は翌年発表の通 算3枚目のアルバムです。
  この翌年のアルバム『Ogden's Nut Gone Flake』が名盤として知られているために、影に隠れる形で無視されがちなこのアルバムですが、英国のシーン全体がヒット・ソング中心のものから、より自由で音楽的にレベルの高いものを目指す方向へと転換していくシーン全体の空気をとらえたものになっています。
 シングル・ヒットばかりを求めるレコード会社側と、変わりつつある時代の空気を敏感に感じ取ったバンド側との意見が対立し、スモール・フェイセスは1967年にローリング・ストーンズの元マネージャーであったアンドリュー・オールダムが設立したイミディエイト・レーベルに移籍します。その第1弾となるのがこのアルバムです。
  そうした経緯で製作されたこともあって、このアルバムにはいわゆるシングル・ヒット曲はまったく収められていません。またデッカ時代のようなビート・ナンバーも影をひそめてしまっています。
  しかしより自由にクリエイトできる場を得たメンバーは、最新のレコーディング・テクニックを駆使し、さまざまなアイデアを実現していくことで、時代性を取り入れながらも独自のスタイルを築くことに成功しました。
  メロトロンの導入やそれまでとは違ったホーン・セクションの使い方などで聴くことができるように、ミュージシャンとして確かに成長した姿がここにはあります。
  全曲オリジナル・ナンバーで構成され、プロデュースもスティーブ・マリオットとロニー・レーンが担当しているのもこのアルバムの特徴です。
  バンド主導で製作した初のアルバムということで、統一性に欠ける面もありますが、ここでの経験を活かして大きく成長できた成果 が、次のアルバム『Ogden's Nut Gone Flake』や、さらにはのちの活動へとつながっているといえるでしょう。
  とくにロニー・レーン主導と思われるトラッド調のメロディーをもった曲がすでに登場し、のちのスリム・チャンスでの活動を思わせるあたりはファンには興味深いところです。

※上記のCDボーナス・トラックはRepertoier盤のものです。CASTLE盤には前半5曲のみ収録されています。日本盤に収められているのは後半9曲のみです。