The Hollies / In The Hollies Style (1964)

Parlophone PMC1235
(a)Nitty Gritty (Chase)
〜(b)Something's Got A Hold On Me (Woods-Kirkland)

Don't You Know (Ransford)
To You My Love (Ransford)
It's In Her kiss (Clark)
Time For Love (Ransford)
What Kind Of Boy (Irwin)
Too Much Monkey Business (Berry)
I Thought Of You Last Night (Freed)
Please Don't Feel Too Bad (Ransford)
Come On Home (Ransford)
You'll Be Mine (Ransford)
Set Me Free (Ransford)
 今回のこのコーナーは、ホリーズの『In The Hollies Style』を取り上げてみました。
 60年代前半に続々と登場したブリティッシュ・ビート・グループは基本的にはみんなアメリカのブルーズやR&Bといった音楽スタイルをベースにしていたわけですが、大きく分けるとよりR&B色を追求する方向へいったバンドと、ポップス色の強い方向へ向ったバンドに分かれます。そして後者の代表ともいえるのがこのホリーズです。

  アラン・クラークとギタリストのトニー・ヒックス、のちに渡米しCS&Nに加入するグラハム・ナッシュの3人がつくり出すハーモニーは、ほかに類を見ない独自のサウンドを生み出すことに成功。作品を発表するごとにイギリス国内での人気は確かなものになっていきました。

  とくに英国オリジナル盤としては2枚目となるこのアルバムは、いわゆるR&B的なスタイルと、エバリー・ブラザース風のハーモニーを理想的な形で組み合わせることができたことで、初期のブリティッシュ・ビート・シーンを代表するアルバムと呼ばれています。
  また、タイトル通りのホリーズ・スタイルといえるものが確立し、セールス的にも成功を収めたことで、自作曲に対する自信を深めたメンバーは次々とヒット曲を発表。数多くのバンドが時代の波に乗り切れず失速していく中で、ホリーズは数少ない息の長いバンドとなっていきました。

 日本では大ヒットした「バス・ストップ」があまりに有名すぎて軽くみられているところがありますが、ブリティッシュ・ビートを代表するグループのひとつであることは間違いありません。
  初期のアルバムをこうして手軽に聴けるようになった今こそ、イギリスでは国民的人気を誇るホリーズというバンドをあらためて聴き直してみるのもいいんじゃないでしょうか。

※現在入手可能なCDはイギリス盤(7243 8 56573 2 0)のみで、全曲のモノ・バージョンとステレオ・バ ージョンを収録した24曲入りとなっています。 もちろんデジタル・リマスター盤です。