The Searchers / Meet The Searchers(1963)

Pye NPL18086
Sweets For My Sweet (Pomus-Schuman)
Alright (Ross-Vanadore)
Love Potion No.9 (Lieber-Stoller)
Farmer John (Terry-Harris)
Stand By Me (King-Lieber-Stller)
Money (Bradford-Gordy)
Da Doo Ron Ron (Barry-Greenwich-Spector)
Ain't Gonna Kiss Ya (Smith)
Since You Broke My Heart (Everly)
Tricky Dicky (Lieber-Stoller)
Where Have All The Flowers Gone (Seeger)
Twist And Shout (Russell-Medley)
 キンクスと並んで「パイ・レーベル」を代表するバンドのひとつであるサーチャーズ。1963年以降、ビートルズが大成功をおさめたことがきっかけとなって、数多くのリバプール出身のバンドがデビューを果 たしました。そして、そのほとんどがビートルズのマネージャーでもあったブライアン・エプスタインのマネージメントからデビューしたのに対して、このサーチャーズはエプスタイン傘下のマネージメント以外で成功をおさめた初めてのグループでもあります。

  このアルバムは63年に発表された彼らの1stアルバムで、ナンバー1ヒットとなったデビュー・シングル「Sweets For My Sweet(スイーツ・フォー・マイ・スイート)」や、「Love Potion No.9(ラブ・ポーションNo.9)」などR&Bのカバーを収録。全英チャートの2位 を獲得しました(ちなみにこの時の1位はビートルズの『Please Please Me』)。  このアルバムですでに聴くことのできる12弦ギターの独特の響きをいかしたサウンドは、現在のフォーク・ロック・サウンドの原形であり、その革新的ともいえるハーモニーとともに、同時代のブリティッシュ・ビート・バンドはもちろん、のちのバーズをはじめとするアメリカのミュージック・シーンにも大きな影響を与えたといわれています。
  同時に、このアルバムは当時のイギリスではまだあまり知られていなかったR&Bの名曲を紹介するという面 でも大きな役割と果たしました。

 そういう意味でも、このアルバムが当時の音楽シーン全体に与えた影響は想像以上に大きいものだったのではないかと思います。
 そしてなによりも、63年にすでにこうしたサウンドをつくり出していたという事実は、もっと評価されてもいいんじゃないでしょうか。

※いちばん入手しやすいCDは、CASTLEレーベルから出ている『The Definitive Collection(CCS CD 826)』だと思います。このCDは全30曲を収めたコンピレーションに、ボーナスCDとしてこの『Meet The Searchers』が付いた2CDというお得盤(笑)です。