The Yardbirds / Yardbirds (1966)


Columbia SX6063(mono)
SCX6063(stereo)
Lost Women
Over Under Sideways Down
The Nazz Are Blue
I Can't Make Your Way
Rack My Mind
Fare Well
Hot House Of Omagararshid
Jeff's Boogie
He's Always There
Turn Into Earth
What Do You Want
Ever Since The World Began
All Titles Composed By
Dreja-McCarty-Beck-Relf-Samwell

< CD BONUS TRACKS >
1.Happenings Ten Years Time Ago / 2.Psycho Daisies /
Keith Relf's Singles
27.Mr.Zero / 28.Knowing / 29.Shapes In My Mind(version1) / 30.Shapes In My Mind(version2) / 31.Blue Sands
 今回は、ヤードバーズの英国での2ndアルバム『Yardbirds(Roger The Engineer)』を取り上げることにしました。
  なぜヤードバーズなのかというと、最近「For Your Love」のプロモ・ビデオを見る機会があって、「やっぱり、かっこいいやん」と思ったからという(笑)、かなり個人的なことが理由になっています。
  それと、ほかのバンドは未発表音源がCD化されたりしてもりあがっているのに、ヤードバーズに関してはほとんど話題もない状態なので、この機会にと思ったわけです。

  ヤードバーズが活動中にイギリスで発表したアルバムは2枚だけ。そしてデビュー作となる『Five Live Yardbirds』がライブ・アルバムであったこともあって、この2ndが唯一のスタジオ・アルバムということにもなります。
  そのデビュー作は全曲がブルースやR&Bのカバーということもあって、彼らのアメリカのブラック・ミュージックに対する傾倒ぶりがうかがえるものとしては、こちらもすばらしい出来です。
  しかしこのアルバムでは、そうしたスタンスを抜け出し、さまざまなアイデアを導入したバラエティー豊かなサウンドを展開しています。
  とくに、エリック・クラプトンに代わって参加したジェフ・べックによるファズやフィードバック奏法といった独創的なギター・プレイは革新的といえるほどで、このアルバムにより多彩 なイメージを与えることに成功。
  さらに、グレゴリオ聖歌を取り入れたコーラス・ワークやラーガ・ロック的なサウンドで独自の世界をつくり出し、ブリティッシュ・ビートを代表するアルバムと呼ぶに相応しい、テンションの高い演奏を楽しむことができます。

  実はこのアルバム、もともとのタイトルは『ヤードバーズ』というシンプルなものだったのですが、ジャケットのイラストから『ロジャー・ジ・エンジニア』と呼ばれるようになり、現在はCDもこちらのタイトルでリリースされています。

※このアルバムのCDは何種類か発売されていますが、おすすめはイギリスのデーモン・レコード傘下の「ディアブロ」というところから出ているDiablo(DIAB852)です。このCDには、オリジナル盤のモノ・バージョンとステレオ・バージョン全曲のほか、キース・レルフのソロ・シングル曲など7曲のボーナス・トラックが追加収録されています。
またレパートワーからも、『Over Under Sideways Down』というタイトルで、シングル・バージョンなどをボーナス・トラックとして追加収録したCDがリリースされています(Repertoire REP 4681-WP)。