The Yardbirds / Five Live Yardbirds(1965)

Columbia 33SX1677
Too Much Monkey Business
Got Love If You Want It
Smokestack Lightning
Good Morning Little School Girl
She's So Respectable
Five Long Years
Pretty Girl
Louise
I'm A Man
Here 'Tis
CD BONUS TRACKS
<レパートワー(MSI:MSIF17653)>
Smokestack Lightning / You Can't Judge A Book By The Cover / Let It Rock / I Wish You Would / Who Do You Love / honey In Your Hips / I'm A Man / Shapes Of Things
<ビクター:VICP61097>
Baby What's Wrong / Boom Boom / Honey In Your Hips / I'm Talking About You / Honey In Your Hips(Live)
 未発表音源の発掘なども続いているヤードバーズですが、彼らの代表作といってまずあげられるのが『ファイヴ・ライブ・ヤードバーズ』です。

 英国デビュー作でもあるこのアルバムは、64年3月のマーキー・クラブでのライブを収録したもので、当然ながら音は悪いのですが、バンドの演奏だけでなく観客の歓声からも、この時代の熱気が伝わってくるようで、それだけでも聴く価値は十分。そしてその熱気こそが、何よりもこのアルバムを名盤と呼ばせている理由かもしれません。
  とくに素晴らしいのは、キース・レルフのブルース・ハープとクラプトンのギターによるコール&レスポンス。これはこの時期のほかのバンドにはみられないスタイルで、デビュー以前にすでにこれだけの独自性をもっていたということは非常に興味深いところです。
 「3大ギタリストが在籍」ということだけで語られていたこともありましたが、このアルバムを聴くと、高いモチベーションをもったすぐれたバンドであったことがわかります。
  もちろんライブ録音だけあって、稚拙なところも目立つのですが、その分を差し引いても、ブリティッシュ・ロックを代表する名盤であることは間違いありません。

  しかも当時のイギリスでは、ほとんどのバンドがR&Bやブルース・ナンバーをレパートリーにしていましたが、ここまでストレートな演奏が残っているのというのはそんなに多くはないはずです。そんな意味でも、ヤードバーズというバンドについてだけでなく、ブリティッシュ・ロックというものを語る上でもけっしてはずすことのできない作品だといってもいいでしょう。

※現在入手しやすいこのアルバムのCDは、レパートワー盤(同内容の日本盤MSIF7653)と日本盤(ビクター VICP61097)です。レパートワー盤には別のライブ・テイク8曲が、日本盤の方には同時期のデモ・テイクなど5曲が、ボーナス・トラックとして追加収録されています。